12月20日の早朝。本日は真冬並みの最低気温を記録し、とても寒い朝となりました。
早朝6時30分ごろにマイナス0.1℃を記録しています。氷点下まで下がるのは今年初めてなのではないでしょうか。大阪の平地で最低気温が氷点下になるのは例年だと大体2月の数日のみだと思います。今朝は相当冷え込んだ朝となりました。ここまで冷え込むと、心配なのは窓の結露です。
今朝の室内温度と湿度について
窓の結露は外気温と、室内の湿度に関係します。中学校理科で学習した「飽和水蒸気量」を覚えていますか?
外気により、冷たくなった窓によって室内の空気が冷やされたときに水滴が発生するのが窓の結露です。この結露する現象は言わば椅子取りゲームのようなもので、
空気の温度:椅子の数
湿度:椅子取りゲームの参加者
結露:椅子に座れなかった人
と言い換えることができます。
室内の湿度が高ければ高いほど、椅子取りゲームの参加者が多くなり、冷たい窓により空気が冷やされると、座ることのできる椅子の数が減ると考えます。
すなわち、室内の湿度が高ければ、椅子に座れない人(=水滴)が発生しやすく、冷たい窓に空気が冷やされるほど椅子が減らされ座れない人(=水滴)が発生しやすいと言えます。
冬は加湿機などで加湿していることが多く、かつ、冷たい窓に空気が冷やされてしまいますので、窓の結露が発生しやすい状況であると言えます。
さて、話がそれてしまいましたが、今朝のリビングの室温と湿度のようすです。
室温:21.5℃
湿度:56%
我が家では、起床1時間前からタイマー設定により暖房運転を行っています。また、プラズマクラスターによって加湿を常時行っている関係で、起床時から快適な室内環境になるようにしています。しかし、これが窓の結露の要因になってしまうのです。
窓の結露状況
YKK APW330防火窓(アルゴンガス入り・アルミスペーサー)
エクセルシャノン シャノンウインド防火窓TypeEB(アルゴンガス入り・アルミスペーサー)
YKK(APW330防火窓)・エクセルシャノン(シャノンウインド防火窓)ともに結露が発生しています。窓の下端のみサッシに沿って結露が発生している様子が分かります。アルミスペーサーかつ地表に近い位置のため、ペアガラスと言えども結露を防ぎきれなかったようです。樹脂スペーサーなら防げているかもしれないという期待を込めて、近くにある樹脂スペーサの窓も確認をしてみます。
エクセルシャノン シャノンウインドii(アルゴンガス入り・樹脂スペーサー)
ダメでした。樹脂スペーサーでも結露してしまっています。室内を暖房と加湿を行った場合、気温が氷点下に突入してしまうと、アルゴンガス入りペアガラスではスペーサーがアルミであろうが樹脂であろうが、結露は防ぎきれないということが言えそうです。