2020年8月30日。8月も終わろうとしているこの日,大阪はひどい猛暑に苛まれています。
14時現在で37.1℃。ひどい暑さです。(結局最高気温は37.8℃でした)
興味本位でアスファルトの温度も非接触型温度計で計測してみました。
卵焼きが焼けるかもしれませんね。
樹脂サッシの温度計測
この猛暑の中,空は青空。厳しい日差しが我が家に降り注いでいますが,我が家の樹脂窓(APW330防火窓)はなんとか遮熱を頑張ってくれています。
我が家の高所用横滑り窓には、庇を取り付けています。今は窓の大部分の時間帯で日射を遮ることができています。しかし,これから時期が過ぎれば,太陽が傾き始めたころには,窓の隅が日射を遮れない時間帯がこれからどんどん増えてきます。
さて,今日はこの窓の左下の日射が遮れていない部分と,その部分の室内側のサッシの温度を計測してみることにしました。どれだけの熱の侵入を樹脂窓が防いでくれいているのか実験です。
樹脂サッシ屋外側(直射日光あり)の温度は53.7℃でした。
樹脂窓(屋内側)の温度は32.1℃でした。
この時の室温は27.3℃だったので,外からの熱を全く考慮しないとすれば,室内側の樹脂サッシも室温と同様27.3℃になるはずです。その差32.1℃-27.3℃=4.9℃です。かなり頑張ってくれているというところですが、この窓はAPW330の防火窓。スペーサーがアルミのため,スペーサーが樹脂ならば,もう少し良い結果になったのかもしれません。土地選定が悔やまれるところです。
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猛暑に対する90mm厚断熱の性能
外壁の温度は60.5℃でした。
我が家の断熱仕様は90mm厚の吹き付け発砲断熱です。
屋内側の壁の温度は27.7℃でした。室温との差は0.4℃。誤差もあるかもしれませんが,壁断熱90mmでも屋外からの熱の侵入がこの温度上昇を生んでいるのでしょうか。猛暑恐るべし。
まとめ
近年温暖化が激しく,暑さに対する家の性能の重要性が年々増しているように感じます。高気密高断熱住宅は,徒然草の「家の作り様は、夏を旨とすべし」に対し「冬を旨とすべし」よく言われますが,数十年後には,1周回って「夏を旨とすべし」ともう一度言われるようになっていくのではないかと近年のひどい暑さから考えてしまいます。冬も夏も快適な家づくりを追求していきたいものです。日本という場所は,快適に過ごせる時期が本当に限られています。困ったものです。