【高気密高断熱住宅】11月朝起床時の室内気温

大阪などの5地域の高気密高断熱住宅において、この秋から冬になるまでの期間は最も快適に過ごせる時期と言っても過言では無いと思います。理由としては、

  • 室内気温の調節が、わずかな暖房光熱費で調節可能であること。
  • 湿度調節をもほとんど行わなくても50%代に保つことができること。

などが挙げられます。余計な光熱費をかけることなく、日射取得などで十分な熱量が得られ、早朝を除いては21℃以上の室温を維持することができます。また湿度においても、加湿器を用いなくても、人体や家事炊事による水蒸気発散で50%代を維持することができています。(我が家はせせらぎによる1種換気を採用しており、熱交換だけでなく、湿度交換も行なっており、3種換気ならば状況は変わるかもしれません

11月といえば、高気密高断熱住宅でなければ室温低下や乾燥により、11日の気温差や乾燥により鼻やのどの炎症による風邪をひきやすい季節でもあります。

本稿では、無暖房無加湿の11月における朝の気温と湿度を測定します。

朝の寝室の室温と湿度

寝室の室温:20.3℃

湿度:68%

夜間の室温は、18℃を下回ると健康リスクにマイナスの影響があるとのことです。我が家では一晩中、十分に室温が上回っているため、全く問題ありません。

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ただ湿度は68%と若干高めです。この部屋では2人の人間が寝ていたため、呼気による湿度上昇に加え、1種換気(せせらぎ)による湿度交換による湿度維持の影響が考えられます。のどの潤い的には十分な湿度ですが、湿度60%を超えると、カビの発生リスクもあるので、少し心配な値です。

室温や湿度がこのように高い状態が保たれていると、朝の起床時に喉の痛みを感じることは本当にまれになりました。1年に1度くらいは風邪をひき発熱することもありましたが、まだこの家に引っ越してからは全くありません。そして何より寒さから布団から出たくないという気持ちにもならず、朝の貴重な時間を有効に使えるという副次的な効果もあります。


朝のリビングの室温

リビングの室温:21.7℃

湿度:59%

我が家では起床時の低温による不快感を防ぐため、起床2時間前から暖房をタイマー設定により稼働しています。

リビングに関しては、この時期に無暖房であると、早朝の室温は21℃を下回ってしまいます。暖房を早朝から稼働させておくことで、起床したときには部屋の空気だけでなく、壁や床などもあったまった状態になり輻射熱により、より快適な暖かさになっています。

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そして太陽が昇り日差しが室内に入る時間帯になると、暖房は不要になります。日射熱により室温は維持もしくは上昇に傾き、就寝までは暖房を稼働させなくても十分過ごすことができます。暖房稼働時間は早朝から約3時間程度ですので、暖房光熱費も十分に抑えられています。

わずかな暖房光熱費で、足元から暖かくとても快適な室内空間を実現できているのは、さすが高気密高断熱住宅と言えます。

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